RESP-M/II 運用時関連(UNIX版、Windows版共通)
FAQ一覧
- 解析結果(最大値、時刻歴など)をエクセルに読み込ませたいのですが、簡単な方法はありますか?
- 波形コード名を変更すると、それまでは問題の無かったデータがエラーになりました。どうしてでしょうか?
- 解析時間を延長すると、途中で解析できなることがあるのですがなぜでしょうか?
- 剛性逓減型およびR−Oモデルを用いる場合、入力地震波によっては「LOOPエラー」が発生してしまうのはなぜでしょうか?
- 加振力解析を行ったのですが、中間ファイルが異常に大きくなるのはなぜでしょうか?
- 建物条件を変えて、100ケースほど実行したいのですが、バッチスタイルの実行方法はあるのでしょうか?
- 解析結果(最大値、時刻歴など)をエクセルに読み込ませたいのですが、簡単な方法はありますか?
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最新版のRESP-M/IIでは、解析結果をcsvファイル形式(エクセル用カンマ区切り形式)でも同時に出力していますので、簡単にエクセルで読み込むことができます。
- 波形コード名を変更すると、それまでは問題の無かったデータがエラーになりました。どうしてでしょうか?
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波形コード名に使用してはいけない文字を次に示します。
- 漢字(2バイトコード文字)。
- RESP'あるいは'WAVE'など、コマンド名を含む文字列。
上記文字列を含む場合には、入力エラーとして処理しますので注意してください。
- 解析時間を延長すると、途中で解析できなることがあるのですがなぜでしょうか?
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解析時間は、入力波形の継続時間よりも短く指定しなければなりません。
解析では、(継続時間+積分刻み間隔)分の波形データ点数が必要になります。例えば、波形データの時間間隔がwΔt=0.01秒で、12000点の入力波形データでは、積分時間間隔Δt=0.001では、最長119.999秒までしか解析できません。
- 剛性逓減型およびR−Oモデルを用いる場合、入力地震波によっては「LOOPエラー」が発生してしまうのはなぜでしょうか?
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剛性逓減型およびR−Oモデルの入力パラメータの値やひずみの値の範囲によっては、計算不可な状況に陥りることがあります。
利用者マニュアルの復元力特性の章を参照してもらえば分かるように、入力パラメータの組み合わせによっては、瞬間剛性がゼロ以下になったり、ゼロ割りが避けられないような状況が起こりえます。これらのモデルに極端なパラメータを設定する場合には、問題が無い範囲かどうか確認するようにしてください。
- 加振力解析を行ったのですが、中間ファイルが異常に大きくなるのはなぜでしょうか?
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現在のプログラムの仕様では、加振力に関して、解析前に必要な解析時間刻み・時間長さ分の加振力データに展開してしまいます。
これは、各加振力ファイルの時間刻みや総データ量の違いを解析前に吸収しておく意味から行っていますが、このためには膨大なディスクの空き容量が必要になってしまいます。この加振力用の一時ファイルの容量は、次の式で略算できますので、空きディスク容量の確保の目安にしてください。
容量=(終了時刻−開始時刻)/積分時間刻み×入力波形数×8バイト